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音楽配信とCDどちらがアーティストは儲かる?

iPod 10周年を機に音楽配信に関する議論があちこちでちらほら再燃しているようです。

実際のところiTunesで配信するとアーティストは儲からないのでしょうか? iTunesによって音楽業界は衰退した?

海外にCDと配信によるアーティストやレーベルの儲けについてわかりやすい記事がありました。アメリカで定められている月額最低賃金を稼ぐために必要な、CDや配信の販売数を比較したグラフです。

selling_out_550.png

このグラフによるとアメリカの月額最低賃金を稼ぐためにアーティストは以下の売上を上げないといけないそうです。

- 自費出版だとアルバム: 143枚

- 一般流通CDだとアルバム: 1,161枚 - 3,871枚 (ロイヤリティの契約内容による。超有名アーティストを除けばロイヤリティは低い内容の契約が一般的)

- iTunes等のアルバムダウンロード: 1,229回

- iTunes等の単曲ダウンロード: 12,399曲

- Stream配信Rhapsody: 849,817回 (ユーザーによる再生回数)

- last.fmによる配信: 1,546,667回 (ユーザーによる再生回数)

- Spotifyによる配信: 4,053,110回 (ユーザーによる再生回数)

グラフにあるCD Babyというのはアメリカのインディーズレーベルや自費出版のサポート会社です。ここに登録することで手間をかけずにアーティストは自費出版やiTunesでの販売が可能になります。

CDと比較すると、アルバムを売る分にはiTunesの方が枚数ベースでは3倍位有利なようです(超有名アーティストの場合はCDとiTunesはほぼ同じ)。

ただ、実際はiTunesでのダウンロード販売は単曲ダウンロードが中心で、CDではアルバム販売が中心という販売チャンネルによる売上内容の差があり(それもかなり極端に)、一概にiTunesが有利とは言えません。

ところでレーベルの取り分についてみると、CDでは20%程度だったものがダウンロード販売では50%以上となり、不当に儲けているようにも見えます。

Stream配信の場合は、再生回数に応じた収益になるので、CDやダウンロード販売と一概に比較はできませんが、Spotifyクラスになると、アーティストがここからまともな収益をあげるのはかなり厳しいように見えます(購入した音楽はヘビロテするけど、いつでも聴けるStreamだと、次々と新しい曲を流してしまう傾向にあるので、一人の再生回数は思った程伸びない)。アーティストにとっては宣伝程度の意味しかないかもしれません(こちらもレーベル側の取り分がかなり大きい)。

結果として、同じ内容の売上でアーティストにとっては、iTunesによる配信もCDによる配信もそれほど差は無いということになります。レコード会社にとってはかえって配信の方が利益が大きい位です。ただ、問題なのはiTunesによる単曲販売。これにどう対処していくのかが鍵になるのではないでしょうか(リリースをアルバム中心からシングル中心に変更する、iTunes LP等のアルバム購入特典の充実等)。

アメリカの音楽販売はダウンロード販売の伸びにより、久しぶりに上昇に転じる見込みだそうです。どちらにせよ、CDから配信への流れを逆転させることは不可能ですから、販売形態の変化に応じた商品展開をしていくことが重要なのではないでしょうか。



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